第11章 第11話
~潤side~
潤「…んー…もうこんな時間か…」
もう間もなく始まるツアーの最終チェックをしていたら、いつの間にか日付が変わっていた
潤「そろそろ寝るようにするか…」
使っていたパソコンをシャットダウンし、シャワーを浴びようと立ち上がった時
潤「おっと…あ…」
パソコンの側に置いていたスマホに手が当たり、スマホがそのまま下に落ちてしまった
そしてその時スマホの画面に映し出されたのは…
潤「…翔…くん…」
俺と『翔くん』が肩を組んで並んでいるものだった
翔くん…ごめん…
俺が煮え切らないばかりに翔くんを傷付け、そして『翔くん』が帰るチャンスを逃してしまった…
俺が見た『翔くん』があの砂浜にいた夢が正夢なら、きっとこっちに帰ろうとしていたハズ…
もう…会えないのか…?
そんな事を考えていたら
<ピンポーン>
潤「…誰だ?こんな時間に…」
不審に思いながらモニターを確認すると、そこに居たのは
潤「えっ…翔くん?」
翔くんが佇んでいた