第8章 第８話

潤「翔くんが飛び出した後、ニノがあのスタッフから事情を聞いたんだ…それで彼らも反省してた。中傷するような事を局内でしてた事に…でも、翔くんが聞いた話には続きがあったんだ」

翔「…続き？」

潤「『話し方はド素人みたいだけど、今までの櫻井さんより親近感があって良いな』って言いたかったらしい」

翔「…え？」

そう言うと、翔くんはまた驚いた顔をしていた

潤「ニノも前に言ってたんだろ？無理に『翔くん』にならなくて良いって…翔くんは翔くんなんだから」

翔「潤…くん…」

潤「それから俺は翔くんからの告白、迷惑だなんて少しも思ってないよ。理由はそのマグカップ」

翔「マグカップ…ってこの赤の？そう言えば以前来た時、ご馳走になった時のと違う…」

潤「それね『翔くん』専用のマグカップなんだ」

翔「え？こっちの世界の？」

潤「そう…実はね、俺と『翔くん』付き合ってるんだ」

翔「えっ！？」