第1章 第1話
翔「…はぁー…」
俺はもう毎日恒例になってるため息を盛大に吐き出した
書店『すみません…写真集は先程完売致しました』
…何で俺ってこう要領が悪いんだろう…
今回の写真集には初版限定で握手会の応募用紙が付いてたのに…
その後何件か回ってみたけど、どこも完売していて結局手に入らなかった…
俺はマンションに帰る気力もなく、何も考えずにトボトボと歩いていた
その時、ふと回りを見渡すと
翔「…あれ?俺こんな所まで来てたんだ…」
そこは『大杉海岸』の近くにある駐車場だった
…確かここって男同士でやりたい人同士が集まるって…
翔「…大丈夫だよ…な…?俺みたいな奴に声掛ける物好きなんて…」
…でも相手が松本潤なら俺…良いかな…?
翔「…って…何馬鹿な事考えてるんだよ…」
俺は帰る為にもと来た道を戻ろうと振り返ったその時
「おっ!なかなかの美人じゃん」
正面に見ず知らずの男が3人立っていた