第5章 第5話
潤「翔くん…翔くんの頑張りは認めるけど、無理は禁物だよ?これで身体を壊したら元もこもないから…」
翔「本当に大丈夫、だって俺にはこれがあるから」
そう言って翔くんは襟元からネックレスを取り出した
その先には
潤「…それ…」
翔「この間貰ったストラップ…何時もこうやって身に付けてるんだ…こうすると何時も潤くんが側に居てくれるようで落ち着いて、今日も頑張ろうって思えるんだ…」
潤「そっか…」
良かった…俺のやった事で少しでも気が楽になったなら…
潤「もしかして…あの差し入れはそのお礼?」
翔「それもあるんだけど…その…」
潤「…?」
どうしたんだろ…急にモジモジさせて…
翔「あ…あの…潤くんの想い…繋がったから…」
潤「え?何?」
小声で言われ良く聞き取れず、聞き返すと翔くんは顔を真っ赤にして
翔「ななな、何でもないよ!お、俺帰るね!」
潤「えっ?」
そう言って走って帰って行ってしまった…
…どうしたんだろ…俺何か言ったっけ?