第5章 第5話
翔「お…おじゃまします…」
潤「ぷっ…そんなに畏まらなくて良いよ。座って待ってて、直ぐ用意するから」
翔くんをソファーに座らせて、俺はそのままキッチンに向かいコーヒーの準備をした
潤「えっ…と…マグカップは…」
その時目の前の食器棚に、2つのマグカップが並んでいるのが目に入った…
俺と『翔くん』用の色違いの…
潤「…翔くん…」
翔「えっ?潤くん呼んだ?」
潤「ああ、ごめん何でもないよ」
俺は食器棚の奥から来客用のコーヒーカップを取りだし、コーヒーを注いでリビングに持っていった
翔「…ごめんね潤くん、こんな時間に押し掛けて…もしかして寝てた?」
潤「大丈夫、さっきまで相葉くんと飲みに行ってて、帰って来た所だったから…それより翔くんは大丈夫?顔色良くないよ?」
翔「えっ?だ、大丈夫だよ!」
…そんな無理して…そういう所は『翔くん』と同じだな…