第5章 第5話
確認するためモニターを見ると、そこにいたのは…
潤「えっ翔くん?」
何故か翔くんが立っていた
俺は急いでロックを解除して翔くんを中に通した
暫くして
<ピンポーン>
潤「はい…翔くんどうしたの?」
翔「ごめんね、こんな時間に…番組が終わって速攻来たんだ」
潤「とりあえず、中に入って」
翔くんを中に通すと、持っていた紙袋を俺に手渡してきた
潤「…これは?」
翔「…一度昼間に来た時は居なかったから…こんな時間になっちゃって…あの…今朝作ったんだ…良かったら…」
中を見ると、煮物等のお惣菜がいくつか入っていた
潤「えっ…もしかしてこれ翔くんが?」
翔「う…うん…口に合えば良いんだけど…」
…まさか翔くんから手作り料理の差し入れがくるなんて思ってもみなかった…
潤「ありがとう翔くん…凄い嬉しいよ…」
翔「じ、じゃあ俺はこれで…」
潤「あっ、待って翔くん。時間あるようならコーヒーでも飲んでいってよ」
翔「えっ…い、良いの?」
潤「もちろん、どうぞ上がって」
俺が翔くんを部屋に通すと、翔くんは本当に嬉しそうにしていた