第3章 第3話
…い…良いのかな…
翔「あ…あの…こっちの俺は何て呼んでた…の?」
潤「えっ…あ…その…『松潤』…って呼んでた」
え?名前じゃないんだ…でも俺は名前で呼んで良いの?
翔「じゃあ…潤くん…って呼んで良いかな…?」
潤「うん、もちろん良いよ。あ、でも嵐メンバーの前では良いけど、他の人の前では松潤でお願い」
翔「うん」
何か嬉しいな…潤くんに少しでも近付けたようで…
潤「そういえばさ、ずっと聞きたかったんだけど…」
えっ?じ、潤くんが俺の事で何か聞きたい事が!?
翔「な、何!?」
潤「い、いや…そこまで意気込まなくても良いんだけど…その指先の沢山の傷どうしたの?」
あ…それか…
翔「これ…縫い針で刺した傷痕なんだ…」
潤「縫い針?裁縫して?」
翔「うん…俺ファッションデザイナーになるのが夢なんだ…それで…」
潤「…えっ!?し、翔くんが!?」
…?そんなに驚く事?