第14章 第14話
あの日から数日、翔はまだ実家に帰っていた
全てを整理して俺の所に来ると言って…
潤「…大丈夫かな…翔…ちゃんと両親を説得出来たかな…」
俺は翔の両親に会った事ないけど、かなり厳しいみたいだしな…
潤「…まさか…説得出来なくて家から出られなくなったって事…ないよな…」
それどころか…まさか監禁…
翔「や…ヤバい!俺が翔を救出しないと!」
居ても立っても居られずに、俺は玄関に走った
そしてドアを思い切り開けると…
「うわっ!」
潤「えっ…し、翔!?」
そこには大きな鞄を持った翔が立っていた
翔「び、びっくりしたー…まさかいきなりドアが開くと思わなかった…」
潤「翔…その鞄…もしかして…」
俺が訪ねると翔は少しはにかんで
翔「…うん…何とか説得してきた…今日からお世話になります」
潤「し…翔っ!」
俺は嬉しさから翔の身体を思い切り抱き締めていた
翔「じ…潤くん苦しいよ…」
潤「あっ…ご、ごめん。と、とりあえず中に入って」
翔の身体を離して、俺は鞄を持って中に入った