第2章 運命の歯車 《信長様編》
『ならぬ‼️
その様なことはさせぬぞ。』
と、信長様が襖を開けズカズカと側まで近づき、
『茉莉花、ならぬぞ。
貴様はこの信長のもの。
勝手なことは認めぬ。』
『信長様、、、。』
と、秀吉の隣で少し頬を染めた茉莉花が見えた。
『今は、そんな事は思ってもおりませぬ。
遥か昔から、私は彼の方の為に生きておりました。
夢にまで見た吉法師と、、、、
いえ
信長様とこうして、お会いする事が出来た以上は、その様なことは、私の命を懸けて致しませぬ。
秀吉様とお話をしていたのは、この先信長様と会う事が叶わなかった時の覚悟だと言う、お話です。』
『ならば良い。
遅いぞ。待ちわびたわ。』
『申し訳御座いません。
秀吉様にお城の中を少しご案内して頂きながら向かっていたものですから、、、。
お待たせいたしました。』
『そうか。
もう良い。
秀吉退がれ。』
はっ。