第2章 運命の歯車 《信長様編》
『いや!!違うぞ。
(途中で言葉をさえぎり)
貴様とは、遠い昔会っているのだ。』
『え❓
それは一体どういうことなのでしょう、、、』
『ああ、、、』
と、話し始めようとした時、信長の視線に気づき、秀吉が、
『それでは、、、失礼いたします。』
と一言告げその部屋から退席した。
『実は、貴様との縁談の話が持ち上がった際は、俺も婚姻などするつもりは毛頭なかったのだ。
そのような事は、煩わしい限りだからな。』
『はい。』
『ただ、光秀の一言で、茉莉花、貴様と会う気になったのだ。』