第1章 私のこころの行方
そうして、無事歓迎の宴も終わり、#NAME1#は、謙信と共にほろ酔い気分で広間を後にした。
長い廊下を二人並んで歩きながら
謙信に、
『謙信様、明日の夕餉は私に作らせていただけないでしょうか❓
今日のお礼をさせていただきたいのですが、、、。』
『礼など必要ない。
お前は俺の客人、何を遠慮しておるのだそんな事は気にせず過ごせ。』
『いえ。
こんなに盛大な歓迎の宴を開いてくださった謙信様に心ばかりで、お口に合うか分かりませんが、私の気持ちとして、食べていただきたいと思いましたので、、、。
ダメでしょうか❓
紫乃さんには準備をお願いしてありますので材料などは問題ないと話しておりました。』
『そこまでお前が考えて話しているのならば、好きにするが良い。
但し、俺が上手いと思うものを作れ‼️
それでなければ今後稽古の時間を割くことはならぬ。』