第1章 私のこころの行方
『そうですね、、、。
ところで、紫乃さん。
ご相談があるのですが、、、』
『はい。
如何様なことでしょうか❓
私でお力になれるのであれば何でもおっしゃってください。』
それを聞いた茉莉花は、コソコソと紫乃に耳打ちをした。
そうして、紫乃はにっこりと微笑み、
『かしこまりました。
では、明日そのようにご用意をさせていただきます。』
『ありがとうございます。
よろしくお願いします。
紫乃さんにもお手伝いをお願いしたいのですけど、お仕事忙しいですか❓』
『いいえ‼️
是非お手伝いさせて下さい。
さぁ、そろそろ上がりましょう。
お支度をして、広間に向かうのに、良い頃合いかと思われます。』
『そうですね。
また、皆さんをお待たせしてしまっては怒られてしまいますね』
と、肩をすくめる仕草に、可愛らしさと女同士の親しみを感じた紫乃であった。