第1章 私のこころの行方
紫乃は、茉莉花の湯浴みの支度を整え、湯殿までついて来た。
湯浴みの手伝いをしながら、、、紫乃は
『茉莉花様、あまりご無理をなさいませんように』
『え❓
全然無理しておりませんよ。
私は、謙信様に剣術の稽古をつけて頂いて本当に嬉しいのです。
男勝りで‼️と思われるかもしれませんが、私の家は子供は私だけなのです。
小さい頃からどこに行くにも父に着いて回っており、とても女の子には見えなかったようです。』
『ええ❓』
『ふふふっ。』
『今の茉莉花様からすると女の子には見えなかったなんてとても、想像がつきませんけれども、、、
茉莉花様は、お父様が大好きだったんですね。』