• テキストサイズ

夢の彼方へ【イケメン戦国】

第1章 私のこころの行方


そうして、それぞれ着替えて道場へ向かった。



景家が、本当に心配しているのがわかる。

それは、当然のこと、謙信は、軍神と呼ばれる程、剣術、武術などの、こと戦にまつわる事には、並ぶものは居ないと言われている程なのだ、、、


いくら、稽古とは言え謙信が手加減をするなど、今まではなかった。

上杉軍の手練れさえも、根をあげる程の訓練に茉莉花が付いてこれる訳がないと、心配して居た。


ところが、茉莉花がその景家の予想をはるかに上回る腕前だと言うことが、二人の様子を見て分かった。



もちろん、本来の謙信からすると手加減をしてはいるがそれでも、その辺の男よりも激しい訓練である。

それは、いつも謙信の側で仕えている景家だからわかる事であった。



が、景家は、自分の目が、頭がおかしくなったのではないかと思う程に驚いた。


《す、凄い。


茉莉花様が、、、謙信様と。

このような、、、、こと、、、謙信様と共に剣を振るう事ができる方がいるなどとは、、、

今まで見たことが無い。

これは、絶対に謙信様のご正室になっていただかなければならぬ。》

と、ボソボソと独りごちて居た。

そうして、一頻り訓練も終わり汗もかいたので、湯浴みをして
さっぱりしてから、夕餉を取ろうという話になり、また、それぞれ一旦部屋に戻るのであった。








/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp