第1章 私のこころの行方
『え❓‼️』
『気がつかなかっただろうが、俺の周りには常に居るからな。』
『そうですよね、、、
謙信様の身をお守りするのがお仕事ですものね、、、
そう言われると、不思議ではない事ですね。』
などと、他愛のない事を色々と謙信と話していたが、楽しい時間はあっという間に過ぎ、
『さぁ、城へ戻るぞ‼️
戻ったら、一度お前と手合わせをして夜は、お前の歓迎の宴だぞ。》
『はい。
ありがとうございます。
楽しみにしています。』
本心からそう思っているのだろう。
とても嬉しそうに、笑ったのだ。
そして、その笑顔を謙信はいつも見たいと思った。
『では、少し早駆けで帰るぞ‼️』
『はい。』
そういった途端に、謙信は愛馬に飛び乗り茉莉花に手を差し伸べ、ひょいと引き上げて自分の前に横向きに座らせた。