第3章 愛運の結びまで
『当然だ。
貴様の事なら手に取るようにわかっておる。』
『ふふっ、、、。
信長様には敵いません、、、、。』
『貴様の母御なのだ、いつでも呼んでやればよい。
その方が母御も気が落ち着くだろう。』
『ありがとうございます。
私の気持ちの蟠りも、母上の心配も一度に解決してくださって、、、。
これで、心置きなく元気な稚児子を産めます!!』
『ふっ、、、。
現金なやつよ、、、。』
『はい、、、。
そうなりました、、、、。
信長様のおかげですよ、、、、。
ふふふっ、、、、。』
『はっ、、、言う様になったな、、、。』
そう話す二人にはもう、目前に迫る祝言とその先の幸せに思いを馳せていた。