第3章 愛運の結びまで
『嵐山殿、本日は忙しい中、この様な時間を取って頂き大変お手間を取らせました。』
『いえ、、、。
私共は、信長様と茉莉花様の為でございますので、何をおいても是非にとお返事をさせていただきました所存でございます。』
『急な事で、大変でしたでしょう。
私からも、お礼を申し上げます。』
『そ、、その様な、、。恐れ多い事でございます。
私共医師は、此度この様なお声がけを頂いたことが、どれ程光栄な事なのか、永劫語り継がれる事に間違いございません。
本日は、何卒よろしくお願い致します。』
そう告げると、嵐山は、また深々と頭を下げた。
そして、茉莉花も
『此方こそ、よろしくお願いします。』
そう言い、嵐山達医師に向かい礼をした。