第3章 愛運の結びまで
『、、、、、。
ふんっ。』
と、そっぽを向いた信長の顔は、薄っすらと赤かった、、、。
そんな2人の時間が嬉しくて仕方ない茉莉花は、信長の横にそっと寄り添い、信長の猪口に酌をして、微笑んだ。
『どうぞ、、信長様。
今日はお酒をお付き合いさせてくださいね。』
『ああ、、、。
当たり前だ、、、。』
そう返事をする信長は嬉しそうだ。
そうして、夕餉も終わり2人で庭に面した縁台で酒を飲みながらゆったりとした時間を過ごしていた。
そうすると、信長が
『貴様の膝を貸せ』
『はい、どうぞ。
信長様のものですからご自由にしてください。』
といい、ふふっ、、と微笑んだ。
『うむ。』
そう一言発すると膝枕で横になった。