第1章 私のこころの行方
『でも、、、、』
と、茉莉花が言葉を発しようとした時、
『謙信様‼️
そう言う事だったのでございますか‼️
景家は、嬉しゅうございます。』
『ああ、、、。』
驚いた顔で、景家と謙信のやりとりを見ていた茉莉花の手を取り
『私は、謙信様にお仕えしております景家と申します。
あなた様が、謙信様の御正室になられる方でございますね。
この時を今か今かと待っておりました。
景家は、嬉しゅうございます。』
と、思わず茉莉花の手を取りガシガシと上下に力を入れ揺らし、涙を流さんばかりに喜んでいるが、、、
当の茉莉花は困り顔で、謙信に助けを求めるような視線を移した。
謙信は、
『景家やめろ‼️
茉莉花に触れるな‼️』
『あ‼️
大変失礼をいたしました。
余りに嬉しすぎて、取り乱してしまいました。』
『茉莉花、、、、、。
紹介しよう。
これは、俺の家臣で景家と言う。
何なりといい付けろ‼️』
『景家、
この娘は茉莉花という。
俺の大事な客人として、城に連れて行く。
良いな‼️』