第1章 私のこころの行方
『何を仰いますか‼️謙信様。
悪いわけがございません‼️
謙信様が、女性と接して、あまつさえお城にご招待なさるとは。
景家、本当に、生きていて良かったと、今日ほど感じたことはございません。』
そんな、やりとりを見つめながら
呆然と立ち尽くしていた茉莉花だが、
はっと我に返って、、、
『謙信様先程の、、、、
私の身の回りのものを全て揃えて頂いたと、、、。』
『ああ、、、。
俺の勝手で、城に滞在しろと言ったのだから当然だろう。
お前は何も心配することなどない。
お前の馬も、景家に連れて来させた、、、
城にはそれで帰るぞ‼️
良いな❓
茉莉花。』
その話を聞いていた、景家は、
『謙信様‼️
茉莉花様お一人で馬に乗るなど、、、
そ、それは、、、あまりにも、、、』
『景家、、、。
茉莉花はこう見えても、馬の手綱裁きはその辺の男より上手いものだぞ‼️
明日、よく見るがいい。
お前も、驚くだろう。』
と、薄く笑っていた。