第2章 運命の歯車 《信長様編》
『、、、信長様、、、。』
と、嬉しそうに信長の顔を見つめ、微笑んだ。
その2人の姿を、再び目の当たりにした両親は、あの皆に恐れられた信長様が
“この様な、、、”
ましてや、その相手は自分の娘である。
目の前の光景が信じられずにただ呆然としている。
すると、秀吉が、、、、
『ううんんんっ‼️』
と、大きめに咳払いをし、
『信長様、、、。
それでは、私は、波多野殿と、祝言に向けての話し合いを致します。』
『そうか、ならば茉莉花、、、戻るぞ。』
『はい。
、、、、信長様。
少しお時間を頂けますか❓
両親に挨拶をしたくて、、、。』
『ああ、、、
分かった。』
『父上、母上、、、、。
今まで、私を育てて頂きありがとうございました。心から感謝しております。
今から信長様の庇護のもと、信長様と共に生きてまいりますが、父上と母上の娘である事に変わりはございません。
この先この命尽きるまで、信長様のお側に居ります。
決してこの気持ち、揺らぐ事はございません。
突然、この様に屋敷を出る事になってしまい、私の我儘をお許しください。』
と、頭を深々と下げた。
そして、頭をあげて母親に向かって、、、、、、、