第2章 運命の歯車 《信長様編》
『上杉謙信が茉莉花に執着していると聞いているが、、
誠か❓』
『は、、はぁ、、。
執着している、、、と言いますか、、、、
申し訳ございませぬ、、、。
はっきりとは分からないのでございますが、娘を正室にしたいと言う、申し入れは確かにございました。
ですが、娘もその様な気は全くございませんでしたので、早々に文を上杉謙信宛に 送り、正式に断りを入れております。
ですが、何故そのような事迄ご存知なので❓』
『ふん。
そんな事は当たり前に耳に入るわ。』
『は、はぁ、、、、』
『まぁ、よい。
茉莉花もこの信長と共に今から生きて行くと昨日、散々褥の中で俺に甘えていたからな。
そうだったな❓茉莉花?』
そう言い、信長はニヤリと茉莉花を見ると、、、、
茉莉花は、あまりの恥ずかしさに顔を真っ赤にして俯き、その場から逃げ出したい気持ちで、信長の羽織の袖をぎゅっと握りしめた。
それを見ていた信長は、、、、、
『許せ、茉莉花。
この俺が、人前で惚気るとは、、、
ヤキが回ったか、、、
貴様が愛おしすぎるからだな、、、』
と、茉莉花の肩を抱き寄せ力を入れた。
茉莉花は、素直に信長に身体を預け、、、、、、、