第2章 運命の歯車 《信長様編》
『信長様、、、。
なんだか、皆さんにご迷惑をお掛けしてしまっているみたいで、、、
申し訳ありません。』
『何故貴様が謝る❓』
『私の事で、皆さんの手を煩わせてしまっているようで、、、』
『貴様が気にする事ではない。
茉莉花、来るのだ。』
『はい。』
そう返事をし、信長の横に座った。
『今宵は邪魔は入らん。
存分に貴様を堪能するとしよう。』
そう、言いながら信長の唇が綺麗な弧を描いた。
それを目の当たりにしてしまった茉莉花は、、、、、
まるで、自分の身体が心臓になってしまったかと思える程に鼓動がうるさくて、軽い目眩を覚える程に感じていた。
『の、、信長様、、、。』
瞳に写した彼を見つめながら、喉の奥がキュッとした感覚になり、
言葉にならない声が、名前を呼ぶだけだった、、、