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Dearest【降谷零夢】

第9章 決着


『っ!』
「あぁ、その歪んだ顔……本当に桐華そっくりだ。アイツも犯した時そんな顔してたなぁ。」
『……母さんを……犯した?』
「祐一郎を縛り付けて目の前で犯してやった。桐華の身体は素晴らしかった……あんな綺麗な身体、豊満な胸……全て俺の記憶に刻み付けた。」

うっとりと悦に入って語る宗次郎に幸紀と安室、小五郎は厳しい視線を送る。
その事実を知らなかった真理子は目を見開いた。

「宗次郎兄さん……貴方は何て事を……!!」
「本当は犯して俺の子供産ませてやりたかった……だけど、最後は壊れたから諦めたんだ。」
「酷い……!」
「人を何だと思ってるんだ!!」

蘭やコナンが非難する。
ふと安室は宗次郎の腕の中にいる愛が何も喋らない事に気付いた。

「(愛?)」
「報いを受けたんだよ、アイツらはな。初めから俺を選んどけば生きていられたんだ。」
『……なら、貴方も報いを受けなきゃね。』
「愛……?!」

それは小さく、だが冷たくハッキリと響き渡る。
顔を上げた愛の瞳には色がなかった。
マズイと思った幸紀と安室は行動に移す。

「なん……っ」

幸紀が宗次郎の手からナイフを奪い、安室は動揺している宗次郎の腕から愛を自らの腕に収めた。

「愛、もう大丈夫だから……」
『離して。』
「駄目だ、何をするつもりだ?」
『あの人も報いを受けなきゃいけない。』
「それは殺すって事?お姉さんまでそんな事しちゃ駄目だよ!」
「コナン君の言う通りだよ。御両親に恨むなと言われてるんだろう?」
『父さん達が苦しい思いして死んで、この人がのうのうと生きてるこの状況をどうやって受け入れろと言うの!?恨むななんて無理よ!この人のせいで私は1人になったのよ!!全部、この人の……こんな男のくだらない嫉妬で……!』
「くだらないだと!?」
『くだらないわよ!最初に父さん達と話す事を止めたのは貴方なのに……2人はずっと……貴方を想ってたのに……!!』

そう、祐一郎と桐華は会わなくなった日から死ぬ前日まで宗次郎の事を忘れてなどいなかった。
信じそうにない宗次郎に愛は部屋からある物を持ってきて、それを突き付ける。


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