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【R18】さぁ、復讐を始めよう。

第2章 確認と進展


「ちょ、ちょっと、晴人くん!」


「俺、本気です。

まだ働き始めだし給料も貯金も少なくて不安だと思うけど、穂乃香さんのこと本気で愛してます。

お互いのことはこれからゆっくり知っていけば良い。

俺と...結婚してください」


真っ直ぐ目を見つめる晴人くんの顔は、赤い。


耳や首元まで真っ赤だ。


「......はい、よろしくお願いします」


そんな晴人くんにつられて、私も赤くなる。


私のことを真剣に考えてくれているのは、実感している。


交際期間は少ないけど、この人になら全てを委ねられる。


そう思った。


「嬉しい...!」


ギュッと強く強く抱きしめられ、晴人くんの爽やかな匂いがする。


幸せだな...。


背中に手を回そうとして...。


「オホン」


わざとらしい部長の咳に、ここが職場で、始業時間を過ぎていることを思い出した。


「す、すみま...」


「おめでとう、南くん、織田くん。

2人が幸せなことを信じているよ。

挙式にはぜひ呼んでくれ」


「部長...!

ありがとうございますっ」


「やるな、南。

こんな場所でプロポーズとか...男だろ。

幸せにしてやれよ」


「流石よ、南。

ちゃんと幸せにしてあげなきゃダメよ。

それと式には息子も連れて参加させて貰うわね」


「もちろんです!

穂乃香さんのことは必ず幸せにします」


晴人くんがそう言うと、それは親御さんに言うべきだ、とツッコミが入った。


やっぱり私は、温かいこの職場が好き。
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