第1章 女中
【AM6:40】
朝の隊長さんのお部屋回りを終えたので、
一度、荷物を片付ける為に備品室に向かっていると...
山崎
「あっ、女中のさんだよね!?
ちょっと手伝ってくんない!??」
「!!(゜ロ゜ノ)ノわっ...」
忍び服を着たボロボロの男の人が、
身体中のあちこちから出血..をしている
近藤さんを引きずったまま、
廊下沿いの庭の奥から私に向かって話しかけてきた。
「え💦あっ...はい!」
引きずられている近藤さんは白目を向いていて、
今にも“逝きそう”な感じだ。
“ザッ...ザッ、ザッ”
私は荷物を置き、
足袋のまま庭に降りたち近藤さんと男の人の元に走った。