第1章 女中
そして直後、
原田さんが私が作業する部屋に豪快に入ってきた。
原田
「よっ!手伝い来るの遅くなって悪かったな!」
原田さんは、
私が土方さんから部屋の支度をするように
言われていたのを覚えてくれていたようだ。
「原田さんお疲れさまです(*´ー`*)
あの、わざわざ来て下さったんですか?
お仕事の方は大丈夫ですか?💦」
有難いけれど、
原田さんの事を想うと手放しでは喜べない。
原田
「あ?仕事??
んな事、女中は心配すんな(`□´)!
つーか、
さんの手伝いも立派な仕事だからな(^^)!」
豪快に笑いながらも、
ちょくちょく真面目な顔をするから...
「フフッ...(*´人`*)」
私は、
さっきまでの“緊張”を忘れて...
ついつい、にやけてしまう。
(原田さんて凄いなぁ...)
なんだが、
居るだけでその場をパッと明るくしちゃう
そんな人ってたまに居るけど、
原田さんは、そんな感じだなって思う。
原田
「今、掃き掃除してんだよな?
そろっと終わるよな?」
「はい(*^^*)」
原田
「そんじゃ、
倉庫から布団とか机とか持ってくっかな。」
「はい(*^^*)助かります!」