第5章 時の流れに身を任せ
もしこのまま歩けなかったら...
そう考え方だけで目頭が熱くなってくる。
“ギィーーッ..キィーッ”
っとその時。
山田
「おぃ、女中!なぁーに、暗い顔してんだよ。
ほら!これに乗って部屋に戻るぞ〜」
「(´・ω・`)!!」
(屯所じゃないのに女中って💦恥ずかしい💦)
山田さんは、
私の目の前に立ち...
山田
「っしょ..」
「!!」
私の両脇を抱え、
“ひょい”っと抱っこをして
車イスに座らせてくれた。
「や、山田さん💦あ、ありがとうございます💦
...お、重たかったですよね💦すみません💦」
山田
「あ?全然重たくねぇーよ(-_-)
つーか、乳が見かけによらず
デカくてビックリしたけどな!w」
「((((;゜Д゜)))ふぁ!!?」
山田さんはニヤニヤしながら、
車イスに座る私の視線に合わせるように
身を低くし...
山田
「なあ、女中。」
そして、私の目を見つめていった。
「?」
山田
「お前は俺が守ってやるからな。
だから、もう1人で悩むな...
何かあったらすぐ話せ。」
「../////」
山田さんはそう言うと、
不器用な手で私を抱きしめた。
山田
「....」
「....」
周りの雑踏も聞こえないくらい、
私は...今凄く安心している。