第5章 時の流れに身を任せ
【視点】
「山田さん...あのぉ。」
下着発言には流石にドン引きだったけど、
山田さんなりの優しさかなと思う事にした。
山田
「ん?」
「あの、わがまま良いですか?」
山田
「あ?別に良いぞ。なんでも言ってみ?」
「このチョコ、買ってください(*´ー`*)」
私は小さい頃から大好きな
チロルチョコを指さした。
山田
「このちっさいの?
へぇー、お前、こんなん好きなんだな。
良いぞ幾ついる?」
「えと...全部!!」
山田
「Σ(゜Д゜)はっ!?
おまっ...肥るぞ!!」
「大丈夫ですぅー!
だって土方さんだって、
あんな高カロリーなマヨネーズ吸ってても、
肥ってないじゃないですか!」
土方さんは、
1日平均3本は吸っている。
ごみを捨てている私は知っている。
山田
「“アレ“は特殊なんだよ!!
つーか、お前...
俺達の運動量知ってっか??
女中とは違うぞ??
お前の大丈夫は“だいじょばない”だ!
よく覚えとけ!!」
「そんなぁ...(´д`|||)」
とか私を叱りつつ、
10個買ってくれた。
仕事中の山田さんと今の山田さんの優しさは、
種類が違うけど...
でも根っからの優しさは変わらないようだ。