第1章 女中
それから暫くし、
救急車で病院に運ばれる近藤さんを見送ると
さっきの仕事の続きをする為に
廊下に荷物を取りに行く...
沖田
「さっきぶりだねィ。」
向こうから歩いてくる沖田さんに手を小さく降られた。
沖田さんは隊内で唯一の同い年の存在だ。
「(__)」←軽くお辞儀をする
沖田
「お前、シフトだと夜勤明けだろィ?
今から帰りかィ?」
「夜勤明け...?
夜勤...(;゜∇゜)あっ!」
(そうだ!!
そうだった💦今日は夜勤明けで7時には
仕事を切り上げて帰らないといけなかった💦)
沖田
「(-.-)ん?」
真選組は、
特殊な任を与えられている者以外の残業は
厳しく監視されている。(血税=給料だから)
私は急いで荷物を回収し、
事務室に駆け込んだ。
“ガラガラガラッ”
「失礼します...(;´Д`)ハァハァ...」
事務員(隊士)
「退勤時間ギリギリだよ!」
私の打刻を待っていたのか、
事務員(隊士)さんがスムーズに準備をしてくれ..
“ジジジッ...”
無事に打刻を済ませた。
「はぁ...(´・ω・`;)ふぅ....」
(沖田さんに、あのタイミングで逢えて良かった💦)
こうして無事に打刻が終わったので、
回れ右をして事務室から出ようとすると...
事務員
「さんてさ、
遊郭で仕事してたってマジ?」
「えっ...(・_・;)?」
際どい質問に、
事務室にいた隊士さん達が作業の手を止め、
一斉に私を見る。
(なっ...なんでバレてるの?💦
土方さん、誰にも言わないって言ってたよね?💧)
事務員
「いやあー、実はさ、
さんに世話になったっていう
隊士から聞いたんだけど。」
「!Σ( ̄□ ̄;)」