第3章 メガネの向こうの目
朝の朝礼に出ると、
私は異様な光景を見た。
土方
「と言うことだから見廻りの時は....」
“プリキ○ア♪プリキ○ア♪”
隊全体
「!!!」
大切な集まりの時は主語禁止はもちろん、
携帯は必ずマナーモードにすると言う
厳しい決まりがある。
この決まりを作ったのは....
近藤
「....トシ?」
土方
「失礼....もしもし?
え?プリキ○アの限定チケットが残り少ないだと!?
頼むでござる!代わりに....」
「((((;゜Д゜)))」
まぎれもなく土方さんなのに、
土方さんがその決まりを
朝礼の皆の前で破っている。
隊士
「..オィオィ...副長どうしたんだよ...」ボソッ
隊士
「最近おかしいってのは聞いてたけど、
マジだったんだな。」ヒソヒソ...
(ほんと..なんか土方さん..おかしい。)
隊士さん達は、
各々、土方さんの豹変ぶりに同様しているよう。
私は、そんな対士さんたちを後ろから見ていたのだけど
1人だけ明らかに..
口元を緩ませ嫌な笑みを浮かべている隊士に気が付いた。
それは...
(篠原さんか...)
山崎さんと同じ監察の篠原さんだった。