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黒猫の悪戯

第2章 鬼灯様の有給休暇。


***
@お茶屋


「……ということがあったのよ」

「へー、なんか面白そうだねー。僕も違う動物なってみたい!!」

「シロくん私の話聞いてた?ハダカ見られるとか女子にとって超絶ダメージだからね」


お団子とお抹茶をパクつきながら桃太郎ブラザーズと駄弁り。
おかしいな、苦労話のつもりだったんだけど。


「それからどうなったの?」

「部屋に戻って服着てから、殴りこみに行ったよ」


仕返ししない訳ないじゃないかー、といったらルリオくんが嫌な顔をした。


「…白澤様、生きてるのか?」

「血ぃだばだばだったけど、たぶん死んでないんじゃない?神獣だし」

「だばだばって…椿さん何したの?」

「うーん、怒りにまかせて暴れたからよく覚えてないけど…気付いたら2メートルくらいの大鎌持ってた」

「「「(怖ッ)」」」


あぁ、思い出したら腹立ってきた。
いらいらしながら最後のお団子をかじる。


「もー、白澤サマったらありえない!しばらく口きいてやんないんだから」


しばらく口きかない、とか可愛い怒り方しといて暴力のかざし方がえげつない。
3匹が「決してこの人の逆鱗に触れてはいけない」と再認識した瞬間だった。
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