第2章 鬼灯様の有給休暇。
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@お茶屋
「……ということがあったのよ」
「へー、なんか面白そうだねー。僕も違う動物なってみたい!!」
「シロくん私の話聞いてた?ハダカ見られるとか女子にとって超絶ダメージだからね」
お団子とお抹茶をパクつきながら桃太郎ブラザーズと駄弁り。
おかしいな、苦労話のつもりだったんだけど。
「それからどうなったの?」
「部屋に戻って服着てから、殴りこみに行ったよ」
仕返ししない訳ないじゃないかー、といったらルリオくんが嫌な顔をした。
「…白澤様、生きてるのか?」
「血ぃだばだばだったけど、たぶん死んでないんじゃない?神獣だし」
「だばだばって…椿さん何したの?」
「うーん、怒りにまかせて暴れたからよく覚えてないけど…気付いたら2メートルくらいの大鎌持ってた」
「「「(怖ッ)」」」
あぁ、思い出したら腹立ってきた。
いらいらしながら最後のお団子をかじる。
「もー、白澤サマったらありえない!しばらく口きいてやんないんだから」
しばらく口きかない、とか可愛い怒り方しといて暴力のかざし方がえげつない。
3匹が「決してこの人の逆鱗に触れてはいけない」と再認識した瞬間だった。