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愛でたい、愛でられたい【ヒロアカ】

第1章 始まり


事の始まりは 中国 軽慶市

”発光する赤児”が生まれたというニュースだった。


以降 各地で「超常」は発見され
原因も判然としないまま時は流れる



いつしか「超常」は「日常」に…

「架空」は「現実」に…




世界人口の約八割が何らかの”特異体質”である超人社会となった。






そんな社会でも超常、トクベツ、は存在する








そんなトクベツを持って生まれた少女は嘲笑しながら人混みを見る



人混みの目線の先には大きな怪物、

「来るんじゃねえええ!!」


その周りにはヒーロー達






少女はため息を吐きながらその場を離れる





”超常”に伴い爆発的に増加した犯罪件数



法の抜本的改正に国がもたつく間

勇気ある人々がコミックさながらにヒーロー活動を始めた。




”超常”への警備、
悪意からの防衛、



たちまち市民権を得たヒーローは
世論に押される形で公的職務に定められた。







「ズドン!!!」

遠くから大きな音が聞こえる

その瞬間歓声に包まれる





音のする方を振り返って
少女はつぶやく



『ヒーロー…なるしかないんだよね、














それがきっと…神様の望んでることだから…』












きっと、おそらく、
いや、間違いなく…


この少女は世界で1番自由に生きられて、生きられない





それがトクベツを持ってしまった者の生き方








少女は望むことすべてができる。

それでも少女は嫌われることを恐れる










少女は愛が欲しいのだ











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