第5章 ヴァンパイア
拓哉「そうだ!こんないい場面、俺だけとか勿体無い!あいつらも呼ぼーと♡」
木村さんが連絡する事、数分後………
宏光「なんだ?なんだ?」
俊哉「何?緊急招集って?」
高嗣「木村さん、何かあったんですか?」
裕太「えっ?どうゆうこと?」
渉「何事?」
健永「何があったの?」
メンバーがオアシスにやってきた。
俊哉「あれ?ちゃんもいるじゃん!」
「みんな久しぶり」
宏光「ほんと久しぶり」
健永「元気してた?」
「うん」
ひと通り挨拶をしたメンバーが俺を見た。
宏光「ふ、藤ヶ谷!」
裕太「えっ?えっ?」
健永「それヤバくない?」
俊哉「ちゃん目閉じて!」
渉「太輔!」
高嗣「まずいって!!」
メンバーの慌てぶりに、俺とちゃんはクスっと笑った。
「みんな落ち着いて」
太輔「ちゃん、俺らがヴァンパイアだって事知ってるから(笑)」
メンバーは目をパチクリさせると、改めて俺達を見た。
宏光「マジで?」
俊哉「知ってるの?」
「うん」
ちゃんがニコッと笑うと、メンバーはホッとひと息ついた。
宏光「なんだよー」
健永「焦ったぁ(汗)」
高嗣「ほんとだよ(汗)」
裕太「えっ、ガヤに聞いたの?」
「木村さんに」
拓哉「お前達も本当の姿になれよ」
木村さんのひと言で、メンバーもヴァンパイアの姿になった。
「みんなかっこいいよ!」
そう言うと、ちゃんは優しく微笑んだ。
宏光「ありがと///」
裕太「///」
渉「照れるじゃん///」
俊哉「お!マジ!嬉しい!!」
健永「嬉しい!」
高嗣「ははは……///俺、どーすりゃいいんだ///」
拓哉「なーに柄にもなく照れてるんだ(笑)」
太輔「まったく(笑)」
久しぶりに、みんなで笑いあった。
隣を見ると、ちゃんも嬉しそうに笑ってた。