第4章 過去………そして未来へ
ー拓哉視点ー
当時の俺は、芸能界の世界で生きていた。
ありがたいことにグループは人気になり、たくさんのファンがいた。
静香「お疲れ様。今日もよかったよ」
拓哉「Thank you!」
ファンの子達は、俺がヴァンパイアだという事を知らない。
唯一知ってるのはメンバーとマネージャー、そして静香だけだった。
慎吾「静香さん、俺は?」
静香「香取くんもよかったよ」
慎吾「やったね!」
正広「慎吾、静香さんがダメ出しするわけねぇだろ」
静香「あら、私だってダメ出しするよ」
正広「マジ!(汗)」
全員「ははは………」
静香は俺がヴァンパイアでもいいと言ってくれてた。
俺も静香が人間でもいいと、この時は思っていた。
その事が最悪の結末を招くとも知らずに………
その後も俺と静香は順調に付き合っていた。
このままずっと、俺の側には静香がいてくれると思っていた。