第2章 想い
「みなさん、お疲れ様!!」
楽屋に来たちゃんは、いつものふんわり笑顔だった。
太輔「コンサートどうだった?」
「うん、とっても楽しかったよ。やっぱりみんな凄いね。私、キスマイのファンになったよ」
太輔「ありがとう」
頭をポンポンとしてあげると、ちゃんはほんのりピンク色に頬を染めていた。
俊哉「ていうか、今日のガヤさん飛ばしてたね」
宏光「そりゃちゃんが見てたからね(笑)」
裕太「いつもよりエロさ倍増って感じだった(笑)」
高嗣「確かに(笑)」
「//////」
太輔「お前ら言いたい事言いやがって………ちゃん、俺別にエロくないからね。俺はいたって真面目な男だから(汗)」
焦る俺を見て、みんなが笑った。
ちゃんを見ると、同じ様に笑ってた。
太輔「たくっ………ところでちゃん?」
「何?」
太輔「途中泣いてなかった?確か『Smile』の時」
俺はどうしても泣いた理由を知りたかった。
ただ感動して泣いたわけじゃない。
もっと他に理由があると思った。
ちゃんは少し寂しそうな顔をして話してくれた。