第1章 捧げよう **赤司征十郎
赤司に反抗出来る訳もなく、は再びベルトに手を掛けた。
カチャッという音を立て外されたベルト。
次にズボンを下ろすと、赤司のボクサーパンツが姿を現す。
赤司のソレはパンツの上からでも十分にわかるほど自分を主張しており、は初めて見る男性の物を前に緊張してしまう。
少し震える手でパンツに手を伸ばすと、その手を赤司に取られた。
「ベッドへ行こう。」
そう言い左腕をの背中、右腕は両膝の下、つまり世に言うお姫様抱っこというものをして、愛しい彼女を自室へ運んだ。
赤司の部屋はリビングと同様シックな色で統一されており、趣味が良いなとは場違いなことを思ってしまう。
赤司はをふかふかなベッドにそっと降ろし、唇にフレンチなキスをする。
その唇をどんどん下へと下げて行き、今は何も覆う布が無くなったの秘部へと顔を埋めた。
「せ、征ちゃん⁉︎」
慌てるを他所に、赤く膨れ上がった小さな豆を舌でつつく。
「…ぁああっ!」
は今までのものとは比べ物にならないくらいの快感に、背を仰け反らせ艶やかな声を口から零した。
「はここが弱いみたいだね…。」
そう言いながら再びの敏感な部分を舌で優しく刺激し、指で入り口付近をわざとくちゅくちゅという音を立てながら触る。
「すごく濡れてるよ。」
そんな彼の一言にも、じわっと愛液が溢れ出るのがわかった。
から赤司の表示は伺えないが、意地悪な笑みを浮かべているに違いない。