• テキストサイズ

蒼き空、竜の名のもと【グラブル】【四騎士】

第4章 【救国の忠騎士】エンディング


「…ところで、私はいつになったら正式な騎士団員になれるの?」
ジークフリート達を見送って三人で歩いているさなか、不意にサフィアが言った。ぴたりと一斉に動きを止め、ランスロットとヴェインは彼女を見るや否や妙な声を漏らす。
「え?」
「は?」
「え…何、その反応」
「いや…何も何も、サフィアが何を言ってるんだ?」
ランスロットの戸惑いの声に、サフィアも「え?」という声を発した。ランスロットとヴェインは目を瞬かせながら顔を見合わせ、また彼女に向き直る。そして、言った。
「サフィアは正式な白竜騎士団員だぞ?」
「…え?」
「そうそう。俺びっくりしちまったよ!」
「えっ、いやっ、だって!前線に出られないし、」
「いやいや、何言ってんだよ。サフィアが支援してくれるから、俺たちは安心して戦えるんだぜ?」
「え?…え?」
「だめだ、本当に困惑してるな」
思いもよらなかった事を重ねられ、サフィアは目をぱちぱちと瞬かせながらひたすら「え?」とこぼしている。そんな彼女を落ち着かせるように、ランスロットはぽんとその自分達よりも細身の肩に手を乗せた。
「これからも頼むぞ、医療騎士サフィア」
「……っ、うん!」
サフィアの顔が晴れやかになる。そして、しばらく心からの笑顔から遠ざかってしまっていたランスロットの顔にも。二人が笑顔になって嬉しいヴェインの顔にも。
これから先、フェードラッヘはまた、明るい晴れやかな未来へと歩みを進められるだろうー
/ 138ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp