第2章 急接近!
補佐役になった次の日から
兵長と一緒にいることが多くなった
「兵長ー今日の仕事はなんですか?」
「今日はな俺の部屋の掃除だ」
「最近ろくに掃除してなかったせいか汚くて落ち着けん」
と言いつつ部屋に入ったがきれいにしか見えない
「あの~兵長きれいにしか見えないのですが」
私の言ったことに問題があったのか兵長の目つきがけわしくなる
「何を言っているこの辺の埃が見えないのか」
よく見ると確かにうっすらと埃をかぶっている
(もしかして兵長は潔癖症?)
そんなことを考えながら掃除していると
「おい、ここまだ汚れているぞ!」
「まだ拭きが足りん!」など
いろいろ怒られた
数時間後掃除が終わりお茶を入れてくるように言われたので
部屋に持っていくと
よほど疲れたのか彼はいすに座って寝ていた