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彼の背中を追いかけて

第4章 隠された秘密


私は巨人に腹部と足をやられ死にかけていた

(やだ・・まだ死にたくない・・兵長と約束したから・・・・巨人を全滅させるまで絶対に・・・死なない・・・・・・全滅させるまで‼︎)

そう思った瞬間、心臓の鼓動が大きくなり、体中の血液が熱くなった。そして大きな音とともに巨人化した

(殺す・・殺してやる‼︎)

そこから意識が途絶えた・・





「・・ナ。フェナ!」

「あっ兵長・・」

その時忘れていた記憶が一気に呼び起こされた

「うわああぁぁ!私は人殺しだ!人殺ししかできない化け物。巨人だ!」

一瞬にして理性を失った。

「待てフェナ落ち着け!落ち着くんだフェナ‼︎」

「いやだこっちに来ないで私は人間じゃない!」

リヴァイが名前を呼んでもフェナの理性が戻らない

気がつけばフェナは自分の腕に刃をあてていた

「よせ!はやまるな!お前は人間だ!」

でも遅かった。リヴァイが叫んだころにはもう、腕が切り落とされていた

その切り落とされた腕は蒸気が発生しフェナにはすでに新たな腕が生えてきていた

「これが人間って言えるんですか?だって2ヶ月前に失くした右目があるんですよ?」

確かに眼帯のしたには右目があった

「右目が治ったことはすでに気づいていたんです。最初は戸惑いましたが今ようやく分かりました」

「実は私、昔のことをあまり覚えていなかったんですがいま少しずつ思い出してきたのでお話します。私の隠された過去を・・」

リヴァイは黙って話を聞き始めた










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