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彼の背中を追いかけて

第4章 隠された秘密


それから2ヶ月後

眼帯にも慣れてきた頃フェナは巨人討伐数が増え、副兵士長に昇格していた

だが、彼女はまだ自分の身に何がおきているかわからなかった

悲劇が訪れようとは・・

ある日の朝

「ん〜よく寝たー。さて準備しなきゃ」

まず寝癖を直そうと鏡を見たときに異変に気付いた

そこには2ヶ月前の壁外調査で失ったはずの右目が傷一つなくきれいに戻っていたのだった

「えっ、、、な、、んで、、失明したはずなのに」

気味が悪かった

ひたすら困惑した

結局このことは誰にも言えず再び眼帯で隠した



「兵長、おはようございます・・」

「ああ、おはよう。んっ?お前顔色が悪いぞ大丈夫か?」

「はい。大丈夫です。問題ありません」

「そうか。また前みたいに倒れるなよ」

「はい・・」

(だって右目が戻ってるっていえないよ)

この日は訓練を途中で抜け、休んだ

(これは夢なのかな・・)

だが、これは夢ではなく現実だった
何故、右目が直ったのか・・それは次の壁外調査で彼女は知ることになる
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