第2章 急接近!
兵長は歌を聞き終えると
「いい歌だな・・なぜだか落ち着く」
「ありがとうございます。うれしいです」
私は笑顔で返した
「なあフェナまたこの場所で歌ってくれないか」
「はい!いつでも。でも今度はみんなにも聞いてもらいた
いです」
そう言うと兵長は
「いや、これからも俺だけに歌ってほしい」
「だめか?」
「えっ//・・・」
私はどきっとした
「兵長がいいならそれでかまいません」
「そうか、ありがとう」
といいながら私の頭をなでなでした
私は恥ずかしくなってつい
「わ、私はもう子供じゃありません!!」
「悪い。ちょっとからかっただけだ」
「それより仕事に行くぞ」
「はい!」
(あれ・・・今日の兵長いつもと様子が違うような)
「どうした。早く行くぞ」
「あっ...はい!」
(気のせいだよね・・・)
なぜかこの日の兵長は私に優しかったのだった