【※R18】カラダからはじまってもいいですか?【現パロ】
第5章 第4章 表情
『なにからなにまで...本当にすみません』
そう頭を深くさげると
顔を上げろと声がかかり顔をあげる
『俺が好きでやっただけだ、気にするな』
『でもっ...!』
と前のめりになりながら部長の顔を見上げると
昨日の事は気にするな...
と頭を撫でられる
『...じゃあ、私もお礼がしたいので!なんでも言ってください!なんでもします!』
そういうと
目を大きく見開いたかと思うと目を細め
『じゃあ...この関係を続ける。っていうのはどうだ?』
そう言われえっ。と驚く
一夜限りだと思っていた事が続く...?
そう頭で理解するにはかなり時間がかかった
突然デコピンされ
『答えを言え...俺だけ恥ずかしいだろうが』
と催促され
『えっあっよろこんで!!』
と意味不明な言葉が口から飛び出る
やってしまった...と後悔してももう遅い
言った言葉は二度と戻ってこないのだ
背中から冷や汗が流れる感覚がすると同時に
クククッと笑う声がする
『お前それは...』
と目を細め口元に手を当てている部長がいた
『あはは...』
と苦笑いをギリギリしたものの、穴があったら入りたいと心の底から思った
『仕事ではしっかりしてるのだが...こういう所は抜けてるんだな』
久しぶりに笑ったと頭を撫でられると
恥ずかしいような嬉しいような様々な感情が混ざり合い頭がおかしくなりそうだった。
まぁお前から肯定の言葉が聞けてよかった
と言う部長に心がきつく締め付けられる
『部長っ!あの...その、彼女さんとか...』
と言うと
そんなものいたら昨日家にあがらせない
いや...家に上がらせた女はお前だけだ
といわれ、自分は部長の特別なんだと心が踊ったが、その心を落ち着かせる
それより食え
と言われ朝ごはんを頂く。
部長の作るご飯は美味しくて
(なんでそんな女子力高いんですか!?)
(は?)
なんて会話を交えながら朝食を食べ終える