【※R18】カラダからはじまってもいいですか?【現パロ】
第2章 第1章 過去の事
『はいっ。もしもしクラウンです。』
手でごめんというポーズを彼氏にする。
彼氏とイチャイチャ中でも仕事は仕事。
イチャイチャモードから仕事モードに切り替える。
『——————ほんとですか?
後日連絡をいれてみます。
はい。失礼します。』
はぁ。とため息をつく。
取引先との取引内容が急遽変更になったらしい。急いで確認して取引先と連絡をとらなければ
頭の中で今後の計画を立てていると
「なぁまた仕事?」
彼の温もりが背中に感じたと思えば耳元で不満そうな声で言われる。
『うん…。取引先が急に取引内容変更したみたいで…。』
後ろを振り向き彼の目を見て申し訳なさそうに言う。
「久しぶりのデートだったのになぁぁ
まぁ仕事だし仕方ない仕方ないっ!
今度埋め合わせしろよ!」
『えっいやまだっ帰るって—』
「急ぎなんだろ?」
と言われ俯いて黙ってしまう。
そうだ多分今日中に確認などしなければこの取引は白紙に戻る可能性もある。
「そんな捨てられた子犬みたいな顔すんなっ。
俺はミユの全部知ってるからなんでもわかんの!
だからまた今度埋め合わせ!楽しみにまっとくぜ」
と頭を撫でられながら笑顔で言われる。
『うんっ!埋め合わせは絶対する!遊園地とか!どこでも一緒にいこ!ほんとにありがと!ちょっといってくる!』
そういうと玄関まで見送りに来てくれる彼と触れるだけのキスをする。
『いってきます!』
「いってらっしゃい!」
もう一度触れるだけのキスをしてからドアを開ける。
ドアが閉まるまでお互いにバイバイし合っていた。
彼が私を理解してくれてるから好きな事をできる。
理解してくれているから安心しきっていたのかもしれない。