第8章 潜入、白鳥沢学園1日目〜朝の自己紹介〜
「そ、そんなの悪いです!私なんかのために、みなさんの貴重な授業時間を潰すだなんて!」
「別に貴重って程じゃないけど、大丈夫だよ。すぐに追いつけるし、今は白鷲さんの事が知りたいもん」
鶴岡さんはそう言って笑うと、もう一度先生に頼み始める。本当にいいのかな、と思いながら周りを見ると、みんな笑顔でこちらを見ていた。まるで大丈夫だよ、と言うみたいに。
「……ふう、分かった。その代わり、次の時はつめつめでやるから覚悟しておけよ」
「はーい!ありがとうございます、先生!」
……どうやら決まってしまったらしい。でもどうしよう。申し訳ないと思いつつ、とても嬉しくて思わず頰が緩んでしまう。
すると、ポンポンと誰かに肩を叩かれ振り向くと、そこには笑顔の工が。どうしたのか聞くと、工は表情をそのままに言った。
「よかったな!」
「!……はい!」
その後の親睦会で、みんなとの距離がグッと近づいた気がして、とても嬉しかったのは言うまでもない。