第4章 小林君の欲情
「__あ…っ!」
小林は瑞希のシャツのボタンを上から優しい手つきで外していく。その目は、獲物を捕まえた肉食獣のようにギラついていた。
一つ一つ外される度に露(あらわ)になっていく自分の白い肌をただ見つめることしか出来なく、もどかしさと羞恥心が込み上げる。
「や…やめ…っ。あ…ああ…っ!」
ボタンを全て外すと、小林はシャツを開いて上半身ブラジャーしか纏(まと)っていない瑞希の姿に微笑んだ。
「うっわ…。赤だなんてめっちゃエロいですね…。どんだけ俺を欲情させるんですか…」
両手で二つの胸を揉むように触ると、ブラジャーの上からでも分かるかのように下から揉み上げて蕾をつねる。瑞希はびくんと体が反応して声を出しそうになったが、下唇を噛み締めて堪えた。