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be taken prisoner

第1章 story Ⅰ


珈琲のいい香りが漂うカフェ。
日の当りの良い窓辺の席で、読みかけの小説を片手に珈琲に口をつける午前中。さっきまで仕事だったのが嘘のような静かな時間を鷹島(たかしま)瑞希(みずき)は過ごしていた。

鷹島の仕事は「刑務官」だ。
刑務官とは、少年刑務所や留置所、刑務所で働く国家公務員で、ただでさえ女が働くのは珍しいのに、その中でも男性刑務所に勤務していた。


「…眠い…。」
心地よい日の光と優しいBGMでより一層眠気が襲ってくる。
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