第1章 story Ⅰ
「ふざ…けるな…!」
「フフ。鷹は知らないだろうけど、受刑者が入浴中に何してるか知ってる?…鷹でヌいてるんだよ?」
薄々気付いていたが、浅見の口から言われると妙に恥ずかしくなり、瑞希は顔をそむけた。
「もし、男勝りな鷹が良い声で啼(な)いたら どれだけ欲情するんだろうね。」
浅見は優しい手つきでゆっくりと瑞希のブラウスのボタンを外していく。瑞希は力一杯抵抗するも、浅見に敵う筈がなかった。
「や…めろ…!」
「もう昔みたいに柵(しがらみ)なんて無いんだよ?ただの男と女なんだ。」
ブラウスを腹部ぐらいまで開けると、小ぶりな胸が露(あらわ)になった。
「フフ。やっぱり、小さかったんだね。」
「み…るな…!」
「何で?凄くエロい…。」
浅見はブラのホックを外すと、胸の蕾を指の腹で撫でながら首筋をゆっくりと舐めた。