• テキストサイズ

不羈奔放【戦国BASARA】

第5章 それだけで 十分だから【梵天丸】↑後



冴の手に引かれながら外に出られるようになったある日のこと。冴と梵天丸は、小十郎を供に城の外へ出ていた。
「決して小十郎のそばをお離れになりませぬよう。梵天丸様も、冴様も」
2人してしっかりと頷いた。…はずだった。
「…こじゅうろう?冴?」
梵天丸は1人、そこにいた。
小十郎が少し目を離した間に梵天丸もよそへ意識をとられ、はぐれてしまったのだ。冴の姿も無いから、小十郎と一緒にいるのだろう。
(こういうときはうごかないようにってこじゅうろうがいってたな…)
梵天丸はそれを思い出し、その場にあった大石に座ってじっと待つことにした。

/ 72ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp