第1章 初めて気づいた気持ち
ー放課後ー
「高嗣!帰ろー!」
いつもと変わらない
俺に隠し事してる様には思えなかった。
高嗣「俺……ちょっと寄るとこあるから、先に帰ってよ」
今はに、どう接していいかわからなかった。
目の前にいるのに、遠くにいるような……
「どこ寄るの?私も付き合うよ」
はニコッと笑った。
高嗣「いや……ひとりで行って来るから……」
「何ぃ?私が一緒に行ったらまずい所に行くの?…………あーわかったぁ!エッチな本買いに行くんだぁー!」
高嗣「ちっ……違うって!……とにかく俺ひとりで行くからは先に帰ってろ」
「あっ、高嗣……」
まだ何か言いかけてたを残し、俺は自転車を走らせた。